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二人〜tempus〜


spring


君がぼくを見て笑い

ぼくがそれにうなずき返す

そんな日々が永遠に続けば良いと願ってしまったのは

穏やかな春の陽射しが見せた幻だったのだろう



summer


透き通る深い闇の空に浮かぶ船が

君の目の前を泳いで流れた

ぼくはその船に矢をつがえて

天の魚を射落とした

魚はそのまま虹の尾を引き

君は虹を渡って船を捕まえた



auterm


世界の始まる最初の朝に

ぼくはベッドの中でシーツにくるまり

夜恋う虫のさやかな唄を枕にひいて

天使の羽の降る夢の中でまどろみ続けた

やがてそれが進軍ラッパの響きに取って代わるまで



winter


鮮やかな夕焼けの中に舞い散る雪が

血の色に染まってぼくを焼いた

ぼくは冷たい炎に焼き尽くされて

夜空に輝く月を堕とした






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